ゆたぷろ開業日記
巷ではいろいろな開業についての解説ページがあります。しかし、どれも手順や申請書の書き方といった物ばかりで、実際の開業の様子を書いた物はほとんど見られません。
そこで私、ゆたかが”ゆたぷろ”を設立(できるかな〜)していくまでの様子を克明に綴ったドキュメンタリーです^^。
第四話 2度目の法務局。目的って大変?の巻
市役所を後にし、次は法務局です。
以前申し上げましたが、法務局での課題が二つありました。覚えていますか?
一つは、頭が「ゆ」以外から始まるものについて調べてみたい。(あたぷろ・おとぷろ等)
もう一つは、物を売ることを考えているが、通信販売や中古品売買をしようとした場合
「前各号に附帯する一切の事業」の中に含まれると考えていいのか?
という2点です。
一旦自宅へ戻り、印鑑や印鑑登録証など大事なものを置いて再出発です。
4/28AM
法務局
一月半ぶりの訪問です。入り口を入り受付で
「類似商号の調査をしたいんですが」
と切り出す。すると例のごとく、申請書類を出し
「こちらにお宅様の住所と氏名と、付けようと思って見える会社のお名前と、予定所在地を書いていただいて
ここの閲覧と類似商号の欄に印をつけて下さい」
と今回も相変わらず丁寧な応対。話が終わるや否や、申請書を素早く書き込み、一つ目の課題を切り出す。
「この名前(ゆたぷろ)の頭が「ゆ」以外の会社があるか調べたいんですけど・・・」
すると、
「ハイ(^-^)/、それじゃあ全部お出ししますね^^」
と、快いお答え。書類棚から分厚いファイルを6冊ほど出し、
「こちらへどうぞ」
と、閲覧コーナーへ導かれる。
(うひゃー。この前来たときは1冊だけだったのに、こんなにあるのか〜^^;)
と思いながら、早速調べます。さすがに目を通すだけでも30分くらいかかりました。
思わず、知っている会社や、親父の勤務先の会社を調べたりしちゃいました(*'ー'*)ふふっ♪
すると、面白いこと発見!
親父の勤務先、(有)だけど資本金600万になってる。(株)狙ってたのかなー?などと思いを巡らす。
さて、結果やはり類似する社名は全く見あたらず、商号調査はおkと判断。
本を抱え、カウンターへ。
「あ〜、そのままで結構でしたのに〜」
と言われながらも、
「ありがとうございました^^」
と答える私。そして、いよいよ初体験、目的相談です。
「あと目的相談ってのをしたいんですけど・・・」
と訊ねる。
「それでしたらこちらへ」
と別席にみえる50代ぐらいの男性の所へ案内される。当然すぐそばなので、話が通っており、
「目的相談かね。こっちへどうぞ」
とその方のすぐ後ろにある長机へ通される。
「目的の変更か何か?」
と聞かれるので
「いえ、これから会社を作ろうと思っているんです^^;」
と答え、作ってきた定款(第一版)を見せます。
「んー、カー用品○◇▽という目的か〜。んー、ちょっとまってね」
と言い、なにやら本を探している。
(え〜、なんかまずいの〜?)
と、思いながらそのまま待っていると、一冊の本を持ち再度内容を吟味しております。
この本、いわゆる事例集のような物で、私の書いた物と見比べているようです。
「んー、カー用品か。これは自動車用品だね〜。んー、機械の▽◎■か。んー、
なんかいい言葉ないかなー」
と書いてきた項目だけでも随分悩んでお見えです^^;
しかし、全く同じ字句の目的があり、
「んー、あ、あるね、この目的。何か調べてきたのかね」
と聞いてきます。
「あ、はい。本とか色々調べて来ました」
と答えます。引き続き各項目をチェックして見えます。
「んー、もっと具体的な目的じゃないといかん様な気がするんだがなー。
でも通っているみたいだなー」
と悩んで見えます^^;事例あるんだからいいじゃん、と思いながら先に進みたいので
宿題2を切り出す。
「あとですね、商品を通信販売で売るってことも考えているんですけど、
前各号に附帯する一切の事業でカバー出来るんでしょうか?」
すると
「んっ?それはそれで書かないとだめだねー。」
とのお答え。中古品売買についても訊ね、その後いろいろと検討の末、
この部分については以下のような感じになりました。
●△◇の販売、及び通信販売
中古●△◇の売買、及び通信販売
.
.
.
前各号に附帯する一切の事業
と、これに落ち着き、手直し箇所をまとめます。作り直し要のため、
「作り直して来ますのでまた見てもらっていいですか?」
と訊ねると
「ああー、どうぞどうぞ^^」
と快いお返事。
「それではありがとうございました。また来ます(*^-^)ゞ」
とお礼とお願いをして法務局を後にしたのでした。
そして数時間後・・・
再び法務局訪問。担当者の方に向かい
「目的作り直してきましたので見てもらえますか?」
と問いかける。
「おおー、さっきの方だね。こちらへどうぞ^^」
と長机へ。早速、定款(第二版)を見ていただく。
「んー、なるほど。もうちょっとすっきりするといいけどなー。なんかいい言葉ないかなー」
と先ほどと同様の見解。(さっき解決した話なのに〜)と思いながら、
「でも言葉が多いけどよく分かりますよね〜」
と提言。
「んー、要は公証人さんが認証してくれればいいんだけどね〜。んー、本に載っているし
大丈夫じゃないかな〜」
との回答。こうしてわりとすんなり相談終了。続いて次のステップについて相談する。
「公証役場ってどこにあるんですか?」
すると、
「んー、隣のG市かM市しか無いね〜。M市の方が近いね〜。地図あげるよ」
と公証役場の案内地図のコピーをいただきました。続いて!ハーイ質問デス(ノ'-^)-☆
「ここってコンピュータ庁ですか?あと必要書類は?」
すると
「ん?あっ、ここは商業はちがうね。ちょっと待って下さいね〜」
と書類をPCから印刷しようとしている模様。(記入例か何かかな?)と思いながら待つも
なにやらうまくいかなかったらしく、手に数枚の書類を持って来ました。
「これだけだね。役員欄ってのと、商号・資本欄ってのと、目的欄っと。印鑑の届出書と
印鑑カードの交付申請書ってのね。本とか見て見えるんだったら分かると思うけど、
分からなかったら来てもらっていいから^^」
とのお言葉。それらをいただき、お礼を告げ、ようやく本日の業務しゅう〜りょ〜。
疲れたけど充実・・・。
以上4月28日の出来事でした〜。
つづく・・・
目的などの変遷について、会社設立後HP上で解説したいと思います。
なお、この定款の作成には、有限会社ポートシステム様の契約書工房、有限会社設立マニュアルを
使用いたしました。
有限会社ポートシステム様には掲載の許可をとっております。安心してご活用下さい。
P.S
新タイトルの申請をしてあるのですが、GW中ということもあり発行承認がされておりません。
GW中にかなり話が進展しそうですので第四号発行と相成りました。
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